彫刻・木工芸品
笹野一刀彫りとは
笹野一刀彫りは、山形県米沢市に伝わる伝統工芸です。
Brief History of Sasano-Bori
笹野一刀彫りの歴史は1,200年以上も前に遡ります。
笹野一刀彫りが有名になったのは17世紀、ときの将軍 上杉鷹山が米沢市の財政建て直しのために工芸品の製作を奨励してからと言われています。
見事財政再建に成功した上杉鷹山は、現代でもその経営手腕が評価されており、本が販売されているほどです。
今回ご紹介する笹野一刀彫りはその名も“鷹山”というお店のものです。米沢では鷹山は今でも語り継がれる人気者です。
6代目戸田寒風さんの紹介
戸田寒風さんは今では少なくなった専業の笹野一刀彫り職人の1人です。
1949年5代目戸田一郎さんのもとに生を受け、11歳から笹一刀彫りの勉強を始めました。小学校のうちに既に大きい笹野一刀彫りを作っていたそうです。
戸田寒風さんのお店“鷹山”には政治家や芸能人と撮った写真がたくさん飾られています。
総理大臣就任記念として竹下元総理に贈呈した際の写真、海外での公演の際の写真、と様々です。
戸田寒風さんは忙しい中でも、全国・世界中での実演販売を欠かさず行っている文化の伝道師です。
笹野一刀彫りの彫刻技術
笹野一刀彫りでは、サルキリとチジレと呼ばれる道具を使用します。
斧のような巨大なサルキリをまるでナイフのように扱う様は見ていて圧巻です。(動画をご覧ください。)
笹野一刀彫りの材料
笹野一刀彫りの最大の特徴は、一本の木を切り離すことなく作る手法であり、特に羽の部分が目を引きます。
こうした特徴から、やわらかく粘りのある木だけが材料として適しているため、主に金漆樹(コシアブラ)と槐(エンジュ)という2つが使用されています。
いずれも縁起の良い木として知られ、時を経るほどに円熟し、味のある色を出します。
製作の様子 ムービー
製作の様子 写真
1.
木材は完成までの間、カットすることなく長いままで使用されます。
2.
ジヂレを使って表面の皮を削ります。
木材は十分に乾燥してから使用するので、削りにくく大変骨の折れる作業です。
3.
サルキリに持ち替え頭部(写真は鷹の例)を作ります。
巨大な刃物を意図も簡単に扱っています。
4.
次に羽です。最もエレガントな工程です。
羽は手で曲げるのではなく、削ることで自然にカーブします。羽が一枚一枚重なっていく様は、まるで木に命を吹き込んでいるかのようです。
5.
次に胴の部分の製作します。
全体重をかけて勢いを付け、硬く乾燥した木材を削り取ります。
6.
次に背中の部分の羽を削ります。
7.
ここまで来て、ようやく木材を切り取ります。切り取った後、そこの部分を整形します。
8.
最後に色の塗って仕上げます。羽の部分は、濡れることでまっすぐに戻ってしまうため、最低限のペイトンで抑えます。
笹野一刀彫りのカスタマイズ
笹野一刀彫りの側面には、日付や名前などを筆書きすることが出来ます。
縁起の良い木で作られた縁起物として喜ばれており、「還暦祝い」などとして日付と名前を書き入れて贈られます。
その他、結婚祝い、入学祝い、出世祝い、新築祝い、退職祝いなど様々なシーンでご利用いただけます。
誕生祝に
生まれた赤ちゃんの背丈に、こけしの高さを合わせて誕生祝として送る習慣が米沢市に残っています。
赤ちゃんの名前、生年月日、体重、そして身長をおたかぽっぽ(鷹の一刀彫り)やふくろうの一刀彫りに書き入れることで、世界にたった1つの贈り物として喜ばれています。
赤ちゃんの背丈は間も無くこけしの高さに優るでしょうが、赤ちゃんの誕生を1つの形として残したこけしは、一生の思い出となるでしょう。
彫刻・木工芸品の商品一覧
笹野一刀彫り
笹野一刀彫りとは?
6代目戸田寒風さんは数少ない専業の笹野一刀彫り職人の1人です。日本全国、海外での実演など広く行っている人気の職人さんです。
卓越した技術で1本の木を作品に仕上げる様は圧巻です。詳しくは以下のリンクからご覧ください。
今回は定番のおたかぽっぽ(お鷹ぽっぽ)に加え、ふくろう、尾長鳥、にわとり、とどれも笹野一刀彫りの特徴が出た作品です。2005年の干支「酉」にぴったりな作品をどうぞご覧ください。
笹野一刀彫りについての詳細
